西海岸、秋の陣

11月頭、相変わらずの西海岸出張へ。出張ペースは少し緩やかになり、1.5-2ヶ月に1回くらい。これでも少なく済ませてもらってるほう。
月夜出発 → 日朝帰還、の週末損するパターン。

出掛け、薬を忘れて一度自宅に戻ったら...昊さんが「さびしいー；；いかないでー；；」と泣いてくれて。
お土産買ってくるからね、行ってくるね、と言い聞かせても「おみやげいらないから、あめりかいかないでー」なんて嬉しいことを言ってくれて、後ろ髪がブッチブチ抜かれてしまった。

一週間のミーティング漬けを終え、帰国は未明の羽田。モノレールから見る朝焼けは美しい...って言ったって、別に見たいもんじゃないんだけどねー。

朝7時ごろ帰宅したとき、偶然目覚めた昊さんは開口一番「おみやげは？おみやげは！？」とおっしゃいました。まー、そんなもんだわねｗ

今回食べたモノ。

• King Fish (San Mateo)

Ahi Tuna が美味。少し味が濃いかな。肉は、ちょっと甘すぎた印象。店内ではリアルタイムに大統領選の開票速報やってて、随分盛り上がってた。まぁ、接戦ってわりにはあっと言う間に決着ついてたけど。

• AcquaPazza Ristorante (San Mateo)

店名に期待したのに、驚くべきことにアクア・パッツァを置いていないという衝撃ｗいや、旨かったんで文句ないんだけどね。

• Espetus Churrascaria (San Mateo)

シュラスコ屋さん。ワンコそば状態で、ストップ掛けるまで色んなシュラスコを持ってきてくれる。楽しいし、今回食べた中で一番旨かった。そして、一番高かったｗ
アメリカって相変わらず「安いとまぁ不味い。高いと不味いこともあるけど、旨いこともある。」って感じだ。
また行きたい店、が増えたのは重畳。

今回観たモノ。

往路機内

• Total Recall

誰しもが撮りたいだろうなー、まぁ原作がイケてるからなー、という作品だけど、このリメイクは、ブレードランナーオタクの作った、スターウォーズのように戦い、フィフス・エレメントのように落ちる映画。
つまり、いまいち。
コリン・ファレルは頑張ってたけどね。

• Red Light

うーん。つまんない。簡単に言うとシックス・センスのなり損ない。監督が「センス良いよね！」って言って貰いたくて仕方ない映画。延々と緊張感を維持しようとしてるけど、後で引っくり返そうと思ってるからストーリーが浅い。演出も甘い。ネタも酷い。
デ・ニーロとシガニー・ウィーバーを使ってココまで酷い映画作れるか。
キリアン・マーフィーの好演だけが救い。

復路機内

• Rock of Ages

すばらしい。いや、ストーリーは陳腐だし選曲も薄味なんだけど。
露悪的でヒリヒリ熱かった時代感が良く再現されてて、とても心地よい。俺たちは80年代に活きてたことを幸運に思って良いよな。
ちょっと心配してたんだけど、トム・クルーズが出しゃばりすぎず、語り部的に引いていて好感が持てたのもプラス要因だったかなと。

• 雨あがる

全70冊前後をそれぞれ5回ずつは読んでる山本周五郎マニアだけれど、これは合格。
静謐で一瞬苛烈、そして恵まれぬ善良。周五郎の世界を良く映した！
惜しむらくは、黒澤色を意識しすぎた音楽が邪魔。もっともっと、森々とした空気で構わなかった。

• 鍵泥棒のメソッド

不覚にもたいへん面白かった！
深みも驚きもない、映画ってよりはドラマだけれどね。スピード感がちょうど良い。
もちろん 堺雅人・香川照之の芸達者があっての作品だけれど、広末も意外に良い役者になったなぁと。