8.08.2009

南九州紀行 #7

8月7日。

阿蘇、2日目。まだまだ遊び足りませんw

まずは白川水源に、もう一度。

昨晩立ち寄った時は営業時間外(?)で誰も居なくて怖いくらいでしたが、日中は打って変わって賑わっています。
美味しい水をポリタンクに入れて持って帰る人たち。下流で足を冷やす人たち。それ目当てに店が開いていて、すごい人出です。水が豊かって素晴らしい。

さて、僕らは何をしたかというと…この綺麗な水で、紙漉きをしてみました。この旅行のカタチに残るものが欲しいなぁ、と思ったから。
相方は、ナチュラルな絵柄を。僕は今回見てきた阿蘇の景色を描いてみたつもり…なんだけどイマイチうまく行かず。和紙は、色の出方が難しいね。

さて、ここから阿蘇の外輪山の西側を北上するドライブへ出発します。

まずは赤水温泉付近に残る「参勤交代の道」の石畳。二重峠に残されており、火山灰で歩きづらいから、と急坂に石を敷き詰めた人々の苦労が偲ばれます。
外輪山を頂上まで登り、尾根を走る「ミルクロード」を北へ。途中で何気なく立ち寄った「カブト岩」という展望所が、素晴らしい景色を見せてくれました。ここで北の「大観峰」から中央の「阿蘇五岳」、南の「南郷」まで一気に見渡しながら持参した巻き寿司や水饅頭を頂きました。吹き抜ける風が心地よい!

売店でフランクフルトを買い、車中で食いながら先に進みます。菊池阿蘇スカイラインに乗ったら、西へ。次なる目的地は、菊池渓谷。

特にガイドブックに書かれていないエリアなのに、何となく二人ともの目が留まっていたので行ってみることにしたのでした、が…

すごかった!

凄まじい水量が轟音と共に流れ続け、跳ねる水滴を運ぶ清風が遊歩道を登る僕らを冷やしてくれます。天然の冷房を受けながらのキャニオントレッキング。
登っては瀬に足を浸し休んで疲れを取り、もっと素晴らしい景色を求めて登り…そんな繰り返しで、往復1時間半をたっぷりと楽しめました。

掛幕の滝。黎明の滝。紅葉が瀬。龍が淵。天狗滝。四十三万滝。広河原。
ヒグラシや野鳥の囀りの中を、木の香りと水の音に包まれて過ごす豊かな時間。夏の阿蘇に行く人が居たら、菊池はお勧めしたいポイントの一つ、です。

菊池渓谷からの戻りは往路と同じく菊池阿蘇スカイラインからミルクロードを経由するルートでしたが、少しだけ寄り道してみたスカイライン展望所からの眺めも実に雄大で、爽やか。阿蘇は素晴らしい。

ミルクロードを、57号にぶつかるまで南下。谷を走る57号へと降って行く間、遠くに有明海と雲仙普賢岳が望めて驚きました。意外に近いんだね。明日は、この道を熊本空港に向かうことになりますが、今日のところは57号を東に向かって宿に戻りました。温泉を使い、食事を摂り、そして…阿蘇最後の夜。

良いところ過ぎて帰りたくないな、コンチクショウ!

0 件のコメント:

コメントを投稿